・二点透視図法を描きたいんだけど、描き方がよく分からないな…。二点透視図法の描き方をわかりやすく知りたいな
・二点透視図法の階段とか家とか建物とかの描き方も知りたいな
・あと、一点透視図法と三点透視図法の描き方も知りたいな
・ついでに、二点透視図や透視図法(パース)の勉強にわかりやすくてオススメの本とかあったら知りたいな
こういった疑問に答えます。
✔︎ 本記事の内容
1.【簡単】二点透視図法の描き方 手順をわかりやすく解説【中学生OK】
2.二点透視図法【階段、ビル、三角屋根、凹み、トンネル、扉、タイル】の描き方
3.一点透視図法、三点透視図法の描き方
4.二点透視図法や透視図法(パース)の勉強にわかりやすくてオススメの本1冊
この記事を書いている僕は、透視図法(パース)の勉強は、3年ほどです。
普段、透視図法を使って絵を描いています。
こういった僕がわかりやすく解説していきます。
目次
- 1 【簡単】二点透視図法の描き方 手順をわかりやすく解説【中学生OK】
- 2 二点透視図法 【階段、ビル、三角屋根、凹み、トンネル、扉、タイル】の描き方
- 3 一点透視図法、三点透視図法の描き方
- 4 二点透視図法や透視図法(パース)の勉強にわかりやすくてオススメの本1冊
- 5 まとめ : 【簡単】二点透視図法の描き方 手順をわかりやすく解説【中学生OK】
【簡単】二点透視図法の描き方 手順をわかりやすく解説【中学生OK】
二点透視図法を描くためには、そもそも二点透視図法とは何か、
そして、アイレベルや消失点といったものを理解しておく必要があります。
なので、まずは具体的な描き方の前に、二点透視図法とは何かといった、
二点透視図法を描くための前提知識を説明しておきます。
二点透視図法を描くための前提知識
二点透視図法を描くための前提知識としては、主に以下の3つがあります。
① そもそも透視図法(パース)とは?
② 二点透視図法を描くために必要な2つの要素 : 消失点とアイレベルについて
③ 二点透視図法とは? 一点透視図法と三点透視図法との違い
では、それぞれ説明していきます。
① そもそも透視図法(パース)とは?
透視図法(パース)とは、遠近法の1つです。
そして、透視図法(パース)は、線だけで遠近感を表現できるので、遠近法の中でも特に「線遠近法」と呼ばれています。

透視図法(パース)は、線だけで遠近感を表現できる遠近法なんだね!
線だけで遠近感を表現するというのはどんな感じなのかというと、例えば以下のような感じです。

・柱のある建物

・建物

これらは全て透視図法(パース)を使って描いていますが、全て線だけで遠近感を表現しています。

確かに全て線だけで遠近感を表現しているね!
そして、透視図法(パース)は、日本語では透視図法と言いますが、
英語ではパースペクティブ(perspective)と言います。略してパースと言います。
中学校の美術の授業では、「透視図法」で習うことが多いと思います。
僕も中学校の美術の授業では、透視図法で習いました。
以上、透視図法(パース)とは何かについてまとめると、以下のとおりです。
・透視図法とは : 遠近法の1つ
線だけで遠近感を表現できるので、遠近法の中でも特に「線遠近法」と呼ばれる。

日本語では透視図法。
英語ではパースペクティブ (perspective) と言い、略してパースと言う。
透視図法 = パースペクティブ = パース = 遠近法の1つ = 線遠近法 という感じ。
透視図法(パース)については、
でより詳しく解説しているので参考にしてください。
② 二点透視図法を描くために必要な2つの要素 : 消失点とアイレベルについて
二点透視図法を描くためには、
Ⅰ : 消失点
Ⅱ : アイレベル
上記2つの要素が必要です。
それぞれ説明していきます。
Ⅰ : 消失点とは?
消失点とは簡単にひと言でいうと、遠近感がついたときに、平行な線同士が収束する点のことです。
遠近感がつくと、平行な線同士は1つの点に収束するように見えるのですが、その点のことを消失点と言います。
英語では、Vanishing Point (バニシングポイント) と言います。
略してVPと表記することが多いです。
透視図法(パース)では、消失点はよく以下のような形で表されていますが、
この消失点というのは遠近感がついているために、平行な線同士が集まっているわけです。


ピンクの点が消失点だよ
上のような箱は、中学校の美術の授業でも見たことがあると思います。
では、遠近感がつくと平行な線同士が1つの点に収束するように見える、
というのはどういうことなのか、実際に消失点を体感してみましょう。
消失点を体感してみよう ①
例えば、以下のように、一本道があるとします。

一本道は上から見ると、遠近感がついていないので、ただの1枚の板のようなものですよね。

一本道を上空からドローンかなんかで撮影しているとイメージしてね!
そして、このとき、以下のように道の左右2本のラインは互いに平行ですよね。

では実際に、この一本道に立って、この道を見たとすると、どのように見えるのかというと、
以下のように見えるはずです。

どうでしょうか?
道幅が奥に行くにつれて狭くなっていくように見えませんか?

確かに!道幅が奥に行くにつれて狭くなっていくように見えるね!
つまり、遠近感がついているわけですね。
そして、先程まで平行だった道の左右2本のラインが平行ではなくなっていますね。


おー、本当だ!確かに平行ではなくなっているね!
この左右2本のラインをそのまま伸ばしていくと1つの点になります。
その点が消失点というわけです。
以下のような感じです。

では、もう1つ消失点を体感してみましょう。
消失点を体感してみよう ②
以下の箱を見てください。

この箱を真横から見ると、遠近感がついていないので、以下のように、ただの長方形ですよね。


確かに、ただの長方形だね
そして、このとき箱の上下2辺は互いに平行ですよね。

確かに、平行だね
では、この箱を以下のように、少し横から見てみましょう。

どうでしょうか?
箱の側面の幅が奥に行くにつれて狭くなっていっていますよね。

確かに、箱の側面の幅が奥に行くにつれて狭くなっていっているね!
つまり、遠近感がついているわけです。
そして、先程まで平行だった箱の上下の2辺が平行ではなくなっていますね。


確かに平行ではなく斜めになっているね!
この上下の2辺をそのまま伸ばしていくと1つの点になります。
その点が消失点というわけです。
以下のような感じです。

さて、ここまで実際に消失点を体感してきましたが、
遠近感がつくと平行な線同士が1つの点に収束するように見える
というのがなんとなくお分かり頂けたかと思います。
ただ勘違いしないで頂きたいのが、当たり前ですが、平行な線同士は本当に点になって収束するわけではないということです。
1つの点に収束するように見えるだけで、平行な線同士はどこまで行っても交わることはありません。
例えば、以下の箱も

以下のように、遠近感がついて上下の2辺が1つの点、つまり消失点に収束していましたが、

この状態を真横から見ると、当たり前ですが、箱の側面の上下2辺は、以下のように、ずっと平行ですよね。

あくまで1つの点に収束するように見えるということですね。

本当に点になるわけではないんだね!
消失点の描き方
消失点の描き方ですが、消失点は1つの点 ・ で描きます。
二点透視図法は、二点というくらいなので、消失点は2個使います。

二点透視図法は、消失点を2個使って描くんだね!
二点透視図法及び、二点透視図法の描き方については、後述します。
では続いて、二点透視図法を描くために必要な要素の2つ目、アイレベルについてです。
Ⅱ : アイレベルとは?
アイレベルとは?
アイレベルとは何か簡単に言うと、「カメラの高さ」のことです。
建物や景色を写真に撮るときって、専用のカメラやスマホのカメラで撮影しますよね?
そのカメラやスマホが地面からどのくらいの高さにあるのか、
つまり、地面からそのカメラまでの高さがアイレベルになります。
あるいは、カメラじゃなくてもそのまま自分の目で建物や景色を見るときもありますよね。
その場合は、その自分の目がカメラになるので、
その自分の目が地面からどのくらいの高さにあるのか、
つまり、地面からその自分の目までの高さがアイレベルになります。
アイレベルを図で表すと、以下のような感じです。


地面からカメラまでの高さがアイレベルなんだね
アイレベルの描き方
アイレベルの描き方ですが、アイレベルは1本の線 ー で描きます。
アイレベルはカメラの高さなので、1つの絵に基本的には1本しかありません。

消失点は2個で、アイレベルは1本ということだね!
消失点とアイレベルの関係性
ここまで、消失点とアイレベルについて説明してきましたが、続いては消失点とアイレベルの関係性についてです。
消失点とアイレベルは基本的にセットの関係です。
つまり、消失点があるところにはアイレベルがある、アイレベルがあるところには消失点があるということです。
例えば、消失点とは?のところで見た道であれば、以下のような感じです。


消失点があるところにはアイレベルがあって、アイレベルがあるところには消失点があるんだね
消失点がアイレベル上から外れることは基本的にはありません。
ただ、例外がありまして、三点透視図法の3つ目の縦方向(上下方向)の消失点と、
坂道や階段などの傾斜面にも消失点があるのですが、その傾斜の消失点はアイレベル上にはありません。
ただ、ここら辺は少し難しいと思いますので、例外があるんだくらいでOKです。

二点透視図法は関係ないので大丈夫だよ

アイレベルと消失点はセットの関係で、消失点があるところにはアイレベルがある、アイレベルがあるところには消失点があると覚えておこう!
三点透視図法については、後述します。
傾斜の消失点が気になる方は、
パース 透視図法で坂や階段、屋根などの傾斜を描くときの傾斜の消失点とは? わかりやすく解説
で詳しく解説しているので参考にしてください。
以上、消失点とアイレベルについてまとめると以下のとおりです。
◻︎消失点とは : 遠近感がついたときに、平行な線同士が収束する点のこと
遠近感がつくと、平行な線同士は1つの点に収束するように見えるけれど、その点が消失点。

ただ、これは本当に1つの点に収束するわけではなく、あくまで収束するように見えるだけ。
英語では消失点のことを、Vanishing Point (バニシングポイント)と言う。
略してVPと表記することが多い。
・消失点の描き方 : 1つの点 ・ で描く
◻︎アイレベルとは : カメラの高さのこと
建物や景色を写真に撮るときに、専用のカメラやスマホのカメラで撮影するけれど、
そのカメラやスマホが地面からどのくらいの高さにあるのか、
つまり、地面からそのカメラまでの高さがアイレベル。
カメラではなく、そのまま自分の目で建物や景色を見る場合は、
その自分の目がカメラになるので、その自分の目が地面からどのくらいの高さにあるのか、
つまり、地面からその自分の目までの高さがアイレベルになる。

・アイレベルの描き方 : 1本の線で ー で描く
そして、消失点とアイレベルは基本的にセットの関係で、
消失点があるところにはアイレベルがあり、アイレベルがあるところには消失点がある。

消失点とアイレベルについては、以下の各記事でより詳しく解説しているので参考にしてください。
・消失点について
・アイレベルについて
アイレベルとは何かわかりやすく解説します【簡単 見つけ方のコツも】
③ 二点透視図法とは? 一点透視図法と三点透視図法との違い
では、消失点とアイレベルがわかったところで、二点透視図法とは何なのか?
一点透視図法、三点透視図法との違いについて説明していきます。
透視図法(パース)には、一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法の3種類があります。
3つの違いは簡単に言うと、
・消失点が何個あるのか? (何個使って描くのか?)
・どういう状態で物を見ているのか?
による違いです。
では、それぞれ説明していきます。
一点透視図法とは?



消失点(VP)が1個なので(1つの消失点を使って描くので)、一点透視図法と呼ばれます。
・どんな状態なのか?
物を正面から見た状態(物に対して自分や撮影しているカメラが平行に位置している状態)です。
上から見ると、以下のような感じです。


物に対して自分や撮影しているカメラが平行に位置していて、正面から見ている状態なんだね!
・なぜ、消失点が1個なのか?
物に対して自分や撮影しているカメラが平行に位置しているので、奥行き方向にしかパースがつかない(遠近感がつかない)からです。

消失点に線が収束していくこと、遠近感がつくことを「パースがつく」というよ
一点透視は、上からみると、以下のような状態でしたね。

この状態を実際の箱で再現すると、例えば以下のような感じです。

どうでしょうか?
箱の上面の左右2辺が斜めになり、奥に行くにつれて幅が狭くなっていくように見えますよね。
ただ、箱の上面は本来、真上から見ると、以下のように、ただの長方形ですよね。

しかし、今は以下のように、奥に行くにつれて幅が狭くなっていくように見えています。

つまり、パースがついている(遠近感がついている)わけですね。
この箱の上面の左右2辺をそのまま伸ばしていくと、1つの点に収束していきます。
その点が消失点ですね。
以下のような感じです。

そして、今箱なので中が見えませんが、実は箱の底面の左右2辺も、箱の上面の左右2辺に平行なので、この消失点に収束していっています。
以下のような感じです。

この状態を上から見るとわかりやすいです。


奥行きの4本の辺が互いに平行だから同じ消失点に収束していくわけだね!
そして、この消失点があるところにはカメラの高さ、
つまり、この箱を撮影しているカメラや、この箱を見ている人の目の高さであるアイレベルがあります。
以下のような感じですね。

ということで、奥行きの辺にパースがついて消失点が1つ見つかりました。
では他に、パースがついている部分はないでしょうか?
残る部分というと、箱の縦(高さ)の辺と横の辺の2つの部分ですね。
まず、縦(高さ)の辺ですが、今この箱の縦(高さ)の辺は、以下のように、斜めにはなっておらず平行っぽいですよね。

ということは、パースはついていないということですね。
つまり、縦(高さ)の辺は、以下のように、アイレベルに対して垂直です。

では、横の辺はどうでしょうか?
横の上下2辺も以下のように、斜めにはなっておらず平行っぽいですよね。

ということは、パースはついていないということですね。
つまり、横の辺は、以下のように、アイレベルに対して平行です。

ということで、この箱は奥行き方向の一点にしかパースがついていないということになります。
つまり、一点透視の状態ということですね。
これで、一点透視は物に対して自分や撮影しているカメラが平行に位置しているため、
奥行き方向しかパースがつかない、つまり、消失点が1個になるということがなんとなくお分かり頂けたと思います。
パースがつかない箱の縦(高さ)の辺(線)はアイレベルに対して垂直、横の辺(線)はアイレベルに対して平行に描きます。
・どんなときに使うのか?
物を正面から見たときに使います。物に対して自分や撮影しているカメラが平行な状態のときです。
例えば、以下のように、建物を正面から見たときなどです。


建物に対して、自分や撮影しているカメラが平行に位置しているんだね!
一点透視図法については、
一点透視法とは何か わかりやすく簡単に解説します 【初心者向け】
でより詳しく解説しているので参考にしてください。
また、一点透視図法の描き方は、
簡単! パース 一点透視図法の描き方 具体的な手順をわかりやすく解説!
でわかりやすく解説しています。
二点透視図法とは?



消失点(VP)が2個なので(2つの消失点を使って描くので)、二点透視図法と呼ばれます。
・どんな状態なのか?
一点透視の状態の物を回転させて見た状態(物に対して自分や撮影しているカメラが斜めに位置している状態)です。
上から見ると、以下のような感じです。


青の辺は左側の消失点へ、赤の辺は右側の消失点へ向かっているよ
・なぜ、消失点が2個なのか?
一点透視の状態の物を回転させたためです。
そのため、左右2つの方向にパースがつき(遠近感がつき)、左右それぞれの消失点ができます。

消失点に線が収束していくこと、遠近感がつくことを「パースがつく」というよ
二点透視図法は上から見ると、以下のような状態でしたね。

この状態を実際の箱で再現すると、例えば以下のような感じです。

まず、右側の側面を見てください。
どうでしょうか?
上下の2辺が斜めになり、奥に行くにつれて幅が狭くなっていくように見えますよね。
ただ、箱の右側の側面は本来、正面から見ると、以下のように、ただの長方形ですよね。

しかし、今は以下のように、奥に行くにつれて幅が狭くなっていくように見えています。

つまり、パースがついている(遠近感がついている)わけですね。
この上下の2辺をそのまま伸ばしていくと、1つの点に収束していきます。
その点が消失点ですね。
以下のような感じです。

では、左側の側面はどうでしょうか?

こちらも上下の2辺が斜めになり、奥に行くにつれて幅が狭くなっていくように見えますよね。
ただ、箱の左側の側面は本来、正面から見ると以下のように、ただの長方形ですよね。

しかし、今は以下のように、奥に行くにつれて幅が狭くなっていくように見えています。

つまり、パースがついているわけですね。
この上下の2辺をそのまま伸ばしていくと、1つの点に収束していきます。
その点が消失点ですね。
以下のような感じす。

そして、今箱なので、手前の左右2面しか見えていませんが、
実は、奥側の2面の上下2辺も、手前の左右2面の上下2辺にそれぞれ平行なので、
左右それぞれの消失点に向かって収束していきます。
以下のような感じですね。

この状態を上から見るとわかりやすいです。


互いに平行な辺同士が同じ消失点に収束していくんだったね!
そして、この消失点があるところには、カメラの高さ、
つまり、この箱を撮影しているカメラやこの箱を見ている人の目の高さであるアイレベルがあります。
以下のような感じですね。

ということで、左右2つの方向にパースがついて左右2つの消失点が見つかりました。
では他に、パースがついている部分はないでしょうか?
残る部分というと、箱の縦(高さ)の辺ですよね。
今この箱の縦(高さ)の辺3本は、以下のように、斜めにはなっておらず、平行っぽいですよね。

ということは、パースはついていないということですね。
つまり、縦(高さ)の辺は以下のように、アイレベルに対して垂直です。

ということで、この箱は左右2つの方向にパースがつき、縦(高さ)の辺にはパースはついていないということになります。
つまり、二点透視の状態ですね。
これで、二点透視の消失点が2つになるということがなんとなくお分かり頂けたかと思います。
唯一、パースがつかないのは縦(高さ)の線(辺)だけです。
パースがつかない縦(高さ)の線(辺)は、アイレベルに対して垂直に描きます。
具体的な描き方は、後述するのでお待ち下さい。
・どんなときに使うのか?
一点透視の状態の物を回転させて見たときに使います。
つまり、物に対して自分やカメラが斜めに位置しているときに使います。
例えば、建物を正面ではなく、斜めから見た場合などです。


一点透視は建物を正面から。二点透視は、一点透視の状態から移動して建物を斜めから見る感じだよ
二点透視図法については、
二点透視図法とは何か わかりやすく解説します【簡単 初心者向け】
でより詳しく解説しているので参考にしてください。
二点透視図法の描き方は、後述するのでお待ちください。
三点透視図法とは?


消失点(VP)が3個なので(3つの消失点を使って描くので)、三点透視図法と呼ばれます。
・どんな状態なのか?
二点透視の状態の物を、上から見下ろしたり、下から見上げたりした状態です。
・なぜ、消失点が3個なのか?
消失点が2個の二点透視の状態の物を、上から見下ろしたり、下から見上げたりした状態なので、
縦方向(上下方向)にパースがつき(遠近感がつき)、縦方向(上下方向)に消失点が1個プラスされます。
そのため、消失点が3個になります。

消失点に線が収束していくこと、遠近感がつくことを「パースがつく」というよ
三点透視の状態を実際の箱で再現すると、以下のような感じなのですが、

これは、以下の二点透視の状態の箱を、

上に持ち上げて下から見上げた状態です。
今、以下のように、箱の底面と左右2つの面の計3つの面が見えていますよね。

注目して欲しいのが、左右2つの面です。
どうでしょうか?
左右2つの面の縦(高さ)の辺3本が斜めになり、左右2つの面の幅が上に行くにつれて狭くなっていくように見えますよね。

特に右側の縦辺はすごく斜めになっているね
つまり、上向きにパースがついている(遠近感がついている)わけです。
この左右2面の縦(高さ)の辺3本をそのまま伸ばしていくと、1つの点に収束していきます。
その点が3つ目の消失点です。
以下のような感じですね。

また、今箱なので中が見えていませんが、実は奥の4本目の縦(高さ)の辺も、
この縦(高さ)の辺3本に平行なので、この3つ目の消失点に収束していっています。

縦(高さ)の4本の辺が互いに平行だから、同じ消失点に収束していくわけだね!
左右2つの消失点はアイレベル上にありますが、
この3つ目の縦方向(この場合は上向き)の消失点は、アイレベル上にはなく、アイレベルに対して垂直な線上にあります。
以下のとおりですね。

これで、三点透視の消失点が3つになるというのがなんとなくお分かり頂けたかと思います。
・どんなときに使うのか?
二点透視の状態の物を上から見下ろしたり、下から見上げたりしたときに使います。
例えば、二点透視の状態の建物を高い位置から見下ろしたり、低い位置から見上げたりした場合などです。

三点透視図法については、
三点透視図法とは何か わかりやすく解説します 【簡単 初心者向け】
でより詳しく解説しているので参考にしてください。
また、三点透視図法の描き方は、
簡単! 三点透視図法の描き方 【手順をわかりやすく解説します】
でわかりやすく解説しています。
そして、一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法の違いや、使い分け、見分け方については、
にてわかりやすく解説しているので、参考にしてください。
では次は、いよいよ二点透視図法の描き方についてです。
二点透視図法の描き方
これから二点透視図法を描いていきますが、
その前に、二点透視図法を描くための考え方と、消失点やアイレベル、二点透視図法のおさらいをしておきます。
二点透視図法を描くための考え方と消失点、アイレベル、二点透視図法のおさらい
消失点とアイレベルのおさらい
二点透視図法を描くためには、
① 消失点
② アイレベル
の2つの要素が必要でしたね。
それぞれ以下のとおりでした。
消失点とは : 遠近感がついたときに平行な線同士が収束する点のこと
遠近感がつくと、平行な線同士は1つの点に収束するように見えるけれど、その点が消失点。

アイレベルとは : カメラの高さのこと
建物や景色を写真に撮るときに、カメラやスマホのカメラで撮影するけれど、
そのカメラやスマホが地面からどのくらいの高さにあるのか、
つまり、地面からそのカメラまでの高さがアイレベル。
カメラではなくそのまま自分の目で建物や景色を見る場合は、その自分の目がカメラになるので、
その自分の目が地面からどのくらいの高さにあるのか、
つまり、地面からその自分の目までの高さがアイレベルになる。

そして、消失点とアイレベルは基本的にセットの関係で、
消失点があるところにはアイレベルがあり、アイレベルがあるところには消失点がある。

そして、消失点とアイレベルの描き方は、それぞれ以下のとおりでした。
・消失点の描き方 : 1つの点 ・ で描く
二点透視図法なので、消失点は左右の2つ。
つまり、消失点は2つ描く。
・アイレベルの描き方 : 1本の線 ー で描く
アイレベルはカメラの高さなので、1つの絵に基本的に1本しかない。

消失点は2個で、アイレベルは1本描くんだったね!
二点透視図法のおさらい
二点透視図法は消失点を2つ使って描きますが、遠近感がついたときに消失点に収束するのは互いに平行な辺同士でしたね。
ということは、二点透視図法は平行な線のセットが2つあるということです。
二点透視図法は上から見ると、以下のような状態でした。

この状態で、互いに平行な辺同士は、赤で塗った辺同士と青で塗った辺同士ですよね。
なので、この赤で塗った辺同士と青で塗った辺同士がそれぞれ左右の消失点に収束していくということになります。
正方形などの平面であれば、互いに平行な辺は2本ずつですが、
立方体や直方体などの箱の場合は、以下のように、平行な辺は互いに4本ずつになります。


赤の辺同士は右側の消失点、青の辺同士は左側の消失点に向かうんだね!
二点透視図法は線がたくさんあって複雑で難しく感じますが、
この互いに平行な線や辺がどこなのか、そして、その互いに平行な線や辺同士が同じ消失点に収束するということを意識すれば、混乱せずに描くことができます。
以上をまとめると、以下のとおりです。
☆ 二点透視図法を描く上でのポイント
・二点透視図法は左右2つの消失点を使って描く。
・左右それぞれの消失点に向かう辺は、互いに平行な辺同士。
・正方形などの平面の場合

・立方体や直方体などの箱の場合

互いに平行な辺同士を意識して、左右それぞれの消失点に向かわせればOK。
では以上を踏まえて、二点透視図法を描いていきましょう。
さて、二点透視図法で描くものには、以下のように正方形などの平面と、
立方体や直方体などの箱の2パターンがありますよね。
① 正方形などの平面

② 立方体や直方体などの箱

それぞれ順に説明していきます。
まずは、正方形などの平面の描き方です。

平面の方が簡単なので、まずは平面から描いていこう!
① 正方形などの平面の描き方
今回は、以下のような見下ろした平面を描いていきます。

① アイレベルを引く
まず、アイレベルを1本引きます。以下のような感じですね。

今回は見下ろした平面を描いていくので、アイレベルは紙の上付近に描きます。
・アイレベルの長さは?
アイレベルの長さは、お好みでOKですが、あまり短すぎるのも長すぎるのも良くないので、
小さい平面であれば、大体15〜20センチくらいあればOKかなと思います。
今は写真なので、短く見えていますが、僕は大体18センチくらいで描いています。

これくらいにしないといけないという決まりはないので、自由に決めてOKだよ
② アイレベル上に左右2つの消失点を設置する
次に、アイレベル上に左右2つの消失点を設置します。
以下のような感じですね。

・消失点の距離は?
消失点の距離も特に決まりはないですが、
あまり消失点の距離が短すぎると、歪みが出たり、形がいびつになるので、少し離してあげるのがポイントです。
アイレベルが大体20センチくらいの長さなら、消失点も大体18センチくらい離してあげると良いかなと思います。
最初は消失点の距離をどれくらいにすれば良いのかわからないと思いますが、
何回か描けば大体これくらいとればいいかなというのが分かってくるので、とりあえず描いてみましょう。

消失点の距離もこれくらいにしないといけないという決まりはないので、自由に決めてOK!
③ 平面の手前の角を描く
消失点が設置できたら、次に平面の手前の角(緑の点)を描きます。
以下のような感じですね。

この平面の手前の角の位置は、左右の消失点の中間位置でなくてもOKです。
今回は、若干左側の消失点寄りの位置に描いています。
また、今回はわかりやすいように緑の点で描いていますが、実際に描くときはただの点でOKです。

チョンと点を打っておこう!
この平面の手前の角は、上から見ると以下の緑のマーカーで塗った部分ですね。

④ 平面の手前の角から、左右それぞれの消失点に向かって線を引く
平面の手前の角が描けたら、この平面の手前の角(緑の点)から、左右の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

もし、消失点まで定規が届かないという方は、消失点からパースラインを引っ張って描く方法があります。
具体的なやり方は、
パース 透視図法 消失点が紙や画面の外など遠いときの対処法を 2つ紹介!
にてわかりやすく紹介しているので参考にしてください。
また、透視図法(パース)を使ってこれから絵やイラストを描いていきたい方は、
15センチや30センチ定規では、消失点まで届かないというのは頻繁に起こるので、長めの定規を使うことをオススメします。
以下の定規は、実際に僕が使っている定規です。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
⑤ 平面の奥行きを決める
そしたら次に、平面の奥行きを決めます。
奥行きの長さはお好みでOKです。
今回は、正方形にしてみようと思うので、正方形に見える長さで奥行きの長さを決めています。
以下のような感じですね。

今回はわかりやすいように色を塗っています。

大体ここら辺かなというくらいでOKだよ
⑥ 奥行きの辺の奥の端点から、左右それぞれの消失点に向かって線を引く
そしたら、最後に奥行きの辺の奥の端点から、左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
まずはわかりやすいように、右側の奥行きの辺の端点から左側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、右側の奥行きの辺の端点から左側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは手前の青の辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に向かうんだったね!
次に、左側の奥行きの辺の端点から右側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、左側の奥行きの辺の端点から右側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは、手前の赤の辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に向かうんだったね!
この線を引くと、二点透視の平面の完成です。

では続いて、立方体や直方体などの箱の描き方です。
② 立方体や直方体などの箱の描き方
箱は色々な描き方がありまして、特にこう描かないといけないというルールとかはないので、
今回は初心者の方でも描きやすい描き方を2つ紹介します。

描きやすい方を使ってみてね!
まず最初に、先程描いた平面から箱を描く描き方を紹介します。
平面から描く描き方
先程描いた以下の二点透視の正方形や長方形を使って描いていきましょう。


ここから立方体や直方体の箱にしていくよ!
① 箱の手前の縦辺を描く
まず、箱の手前の縦辺を描きます。
このとき、縦辺はアイレベルに対して垂直に描きます。
以下のような感じですね。


縦辺の長さはお好みでOK!
今回は大体立方体に見える長さにしているよ
② 手前の縦辺の上端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引く
次に、先程引いた手前の縦辺の上端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
まずは、手前の縦辺の上端から左側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

続いて、手前の縦辺の上端から右側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

③ 奥の縦辺を2本引いて、箱の左右2面を作成する
そしたら、奥の縦辺を2本引いて、箱の左右2面を作成します。
縦辺はアイレベルに対して垂直に描きます。
以下のような感じですね。


これで箱の左右2面ができたことになるよ!
④ 奥の縦辺2本の上端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引く
次に、先程引いた奥の縦辺2本の上端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
ここから少し複雑になっていくので、1つずつやっていきましょう。
まずは、右奥の縦辺の上端から左側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、右奥の縦辺の上端から左側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは、箱の底面の青辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に向かって収束していくんだったね!
次に、左奥の縦辺の上端から右側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、左奥の縦辺の上端から右側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは箱の底面の赤辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に向かって収束していくんだったね!
さて、この線を引くと、4本目の縦辺の位置も自動的に決まります。
右奥の縦辺の上端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の上端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(茶色の点)、
そして、右奥の縦辺の下端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の下端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(紫の点)部分ですね。
以下のとおりです。

あとは、この茶色の点と、紫の点をつなぐ縦辺を引けば、二点透視の箱の完成です。
縦辺はアイレベルに対して垂直に引きます。
以下のような感じですね。


きちんと描けていたら自然とアイレベルに対して垂直になっているはずだよ
互いに平行な辺同士、つまり、青で塗った辺同士、赤で塗った辺同士がそれぞれ左右の消失点に収束していっていますね。

アイレベルの高さが違いますが、実際の箱で再現すると、以下のような感じですね。

では続いて、箱の手前の縦辺から描く描き方を紹介します。
箱の手前の縦辺から描く描き方
今回は先程と同じように、見下ろした箱を描いていきます。

① アイレベルを引く
まず、アイレベルを1本引きます。
以下のような感じですね。

今回は見下ろした箱を描いていくので、アイレベルは紙の上付近に描きます。
・アイレベルの長さは?
アイレベルの長さはお好みでOKですが、あまり短すぎるのも長すぎるのも良くないので、
小さい箱であれば、大体15〜20センチくらいあればOKかなと思います。
今は写真なので、短く見えますが、僕は20センチくらいで描いています。

これくらいにしないといけないという決まりはないので、自由に決めてOKだよ
② アイレベル上に左右2つの消失点を設置する
次に、アイレベル上に左右2つの消失点を設置します。
以下のような感じですね。

・消失点の距離は?
消失点の距離も特に決まりはないですが、
あまり消失点の距離が近すぎると、歪みが出たり、形がいびつになるので、少し離してあげるのがポイントです。
アイレベルが20センチくらいの長さなら、消失点も大体18センチくらい離してあげると良いかなと思います。
最初は消失点の距離をどれくらいにすれば良いのか分からないと思いますが、
何回か描けば大体これくらいとればいいかなというのが分かってくるので、とりあえず描いてみましょう。

消失点の距離もこれくらいにしないといけないという決まりはないので、自由に決めてOK!
③ 箱の手前の縦辺を描く
次に、箱の手前の縦辺を描きます。
このとき、縦辺はアイレベルに対して垂直に描きます。
以下のような感じですね。

☆ 縦辺の位置は?
縦辺の位置も左側の消失点と右側の消失点の間であればお好みでOKです。
今回はやや左側の消失点寄りに描いています。
箱の左側の側面を広く見せたいなら、以下のように、縦辺は右側の消失点寄りに。

逆に、箱の右側の側面を広く見せたいなら、以下のように、縦辺は左側の消失点寄りに描くと良いです。


今回は左側の消失点寄りなので、箱の右側の側面が見えやすいってことだね!
この縦辺は上から見ると、以下の緑のマーカーで塗った部分ですね。

④ 箱の手前の縦辺の上端と下端から左右それぞれの消失点に向かって線を引く
そしたら、先程引いた箱の手前の縦辺から左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

もし、消失点まで定規が届かないという方は、消失点からパースラインを引っ張って描く方法があります。
具体的なやり方は、
パース 透視図法 消失点が紙や画面の外など遠いときの対処法を 2つ紹介
でわかりやすく紹介しているので参考にしてください。
また、透視図法(パース)を使ってこれから絵やイラストを描いていきたいという方は、
15センチや30センチ定規では、消失点まで届かないというのは頻繁に起こるので、長めの定規を使うことをオススメします。
以下の定規は、実際に僕が使っている定規です。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

次は箱の奥行きを決めていくよ
⑤ 箱の奥行きを決めるために、縦辺を2本引く
次に、箱の奥行きを決めるために縦辺を左右2本引きます。
このとき、縦辺はアイレベルに対して垂直に引きます。
以下のような感じですね。

今回は、直方体にしてみようと思います。
これで、以下のように、箱の左右2面ができました。

⑥ 奥の縦辺2本の上端と下端から左右それぞれの消失点に向かって線を引く
そしたら、先程引いた奥の縦辺2本の上端と下端から左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
ここからは少し複雑になっていくので、1つずつやっていきましょう。
まずは、右奥の縦辺の上端と下端から左側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、右奥の縦辺の上端と下端から左側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは、箱の手前の面の青辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に収束していくんだったね!
次に、左奥の縦辺の上端と下端から右側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、左奥の縦辺の上端と下端から右側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは、箱の手前の面の赤辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に収束していくんだったね!
さて、この線を引くと、4本目の縦辺の位置も自動的に決まります。
右奥の縦辺の上端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の上端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(茶色の点)、
そして、右奥の縦辺の下端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の下端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(紫の点)の部分ですね。
以下のとおりです。

あとは、この茶色の点と、紫の点をつなぐ縦辺を引けば、二点透視の箱の完成です。
縦辺はアイレベルに対して垂直に引きます。
以下のような感じですね。


きちんと描けていたら、自然とアイレベルに対して垂直になっているはずだよ
互いに平行な辺同士、つまり青で塗った辺同士、赤で塗った辺同士がそれぞれ左右の消失点に向かって収束していっていますね。

アイレベルの高さが違いますが、実際の箱で再現すると、以下のような感じです。

アイレベルの高さが違う場合は?
今回は見下ろして箱の上面が見えている状態、つまり、アイレベルより下に箱がある状態を描きましたが、
以下のように、アイレベルに箱がまたがった状態、つまり、アイレベルが箱の高さにかぶる状態や

以下のように、見上げて箱の底面が見えている状態、つまり、アイレベルより上に箱がある状態もありますよね。

ただ、以上のような場合も、これまで描いてきた箱の上面が見えている状態(アイレベルより下に箱がある場合)と描き方は全く同じです。
ポイントは、箱の縦(高さ)の辺をアイレベルに対して垂直に描くことだけです。

アイレベルの高さが違っても描き方は全く一緒だよ
とはいっても、慣れないうちは少し混乱するかもしれないので、一応説明しておきます。
① アイレベルに箱がまたがった状態(アイレベルが箱にかぶる状態)
① アイレベルを引く
まず、アイレベルを1本引きます。
以下のような感じですね。

今回はアイレベルに箱がまたがった状態なので、アイレベルは紙の真ん中付近に引きます。
② アイレベル上に左右2つの消失点を設置する
次に、アイレベル上に左右2つの消失点を設置します。
以下のような感じですね。

③ 箱の手前の縦辺を描く
そしたら、箱の手前の縦辺を描きます。
このとき、縦辺はアイレベルに対して垂直に描きます。
以下のような感じですね。

縦辺の位置は、左右の消失点の中間位置でなくてもOKです。

今回は若干左側の消失点寄りに描いているよ
④ 箱の手前の縦辺の上端と下端から左右それぞれの消失点に向かって線を引く
そしてら、先程引いた箱の手前の縦辺の上端と下端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

⑤ 箱の奥行きを決めるために、縦辺を2本引く
次に、箱の奥行きを決めるために、縦辺を左右2本引きます。
このとき、縦辺はアイレベルに対して垂直に引きます。
以下のような感じですね。

これで、以下のように、箱の左右2面ができました。

⑥ 奥の縦辺2本の上端と下端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引く
そしたら、先程引いた奥の縦辺2本の上端と下端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
ここからは少し複雑になっていくので、1つずつやっていきましょう。
まずは、右奥の縦辺の上端と下端から左側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、右奥の縦辺の上端と下端から左側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは箱の手前の面の青辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に収束していくんだったね!
アイレベルにまたがっていて少し混乱する方は、平行な辺同士が同じ消失点に収束するという点を意識してみてください。
では次に、左奥の縦辺の上端と下端から右側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、左奥の縦辺の上端と下端から右側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは箱の手前の面の赤辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に収束していくんだったね!
さて、この線を引くと4本目の縦辺の位置も自動的に決まります。
右奥の縦辺の上端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の上端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(茶色の点)、
そして、右奥の縦辺の下端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の下端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(紫の点)の部分ですね。
以下のとおりです。

あとは、この茶色の点と、紫の点をつなぐ縦辺を引けば、二点透視の箱の完成です。
この縦辺はアイレベルに対して垂直に描きます。
以下のような感じですね。


きちんと描けていたら、自然とアイレベルに対して垂直になっているはずだよ
互いに平行な辺同士、つまり、青で塗った辺同士、赤で塗った辺同士がそれぞれ左右の消失点に収束していますね。

アイレベルにまたがる状態は、慣れないうちは少し混乱するかもですが、
平行な辺同士が同じ消失点に収束するという点を意識すれば大丈夫です。
では続いて、見上げて箱の底面が見えている状態(アイレベルより上に箱がある状態)です。
といっても、描き方はこれまでと全く同じです。
② 見上げて箱の底面が見えている状態(アイレベルより上に箱がある状態)
① アイレベルを引く
まず、アイレベルを1本引きます。
以下のような感じですね。

今回はアイレベルより上に箱がある状態なので、アイレベルは紙の下付近に描きます。

箱の底面が見えているということは、箱よりもカメラや自分の目の位置が低いということだね
② アイレベル上に左右2つの消失点を設置する
次に、アイレベル上に左右2つの消失点を設置します。
以下のような感じですね。

③ 箱の手前の縦辺を描く
そしたら、箱の手前の縦辺を描きます。
このとき、縦辺はアイレベルに対して垂直に描きます。
以下のような感じですね。

縦辺の位置は、左右の消失点の中間位置でなくてもOKです。

今回は若干左側の消失点寄りに描いているよ
④ 箱の手前の縦辺の上端と下端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引く
そしたら、先程引いた箱の手前の縦辺から、左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

⑤ 箱の奥行きを決めるために、縦辺を2本引く
次に、箱の奥行きを決めるために、縦辺を左右2本引きます。
このとき、縦辺はアイレベルに対して垂直に引きます。
以下のような感じですね。

これで以下のように、箱の左右2面ができました。

⑥ 奥の縦辺2本の上端と下端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引く
そしたら、先程引いた奥の縦辺2本の上端と下端から、左右それぞれの消失点に向かって線を引きます。
ここからは少し複雑になっていくので、1つずつやっていきましょう。
まずは、右奥の縦辺の上端と下端から左側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、右奥の縦辺の上端と下端から左側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは箱の手前の面の青辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に収束していくんだったね!
では次に、左奥の縦辺の上端と下端から右側の消失点に向かって線を引きます。
以下のような感じですね。

なぜ、左奥の縦辺の上端と下端から右側の消失点に向かって線を引くのかというと、それは箱の手前の面の赤辺と平行だからですね。

平行な辺同士が同じ消失点に収束していくんだったね!
さて、この線を引くと、4本目の縦辺の位置も自動的に決まります。
右奥の縦辺の上端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の上端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(茶色の点)、
そして、右奥の縦辺の下端から左側の消失点に向かって引いた線と、
左奥の縦辺の下端から右側の消失点に向かって引いた線との交点(紫の点)の部分ですね。
以下のとおりです。

あとは、この茶色の点と紫の点をつなぐ縦辺を引けば、二点透視の箱の完成です。
この縦辺はアイレベルに対して垂直に引きます。
以下のような感じですね。


きちんと描けていたら、自然とアイレベルに対して垂直になっているはずだよ
互いに平行な辺同士、つまり、青で塗った辺同士、赤で塗った辺同士がそれぞれ左右の消失点に向かって収束していっていますね。

二点透視図法を描くときの注意点3つ
さて、ここまで二点透視図法の描き方を紹介してきましたが、
二点透視図法を描くときに少し注意するポイントが3つあるので紹介します。
具体的には、以下のとおりです。
① : 左右の消失点を近づけすぎないようにする
② : 極端に見上げる構図、極端に見下ろす構図は注意
③ : アイレベルが斜めの場合の描き方
では、それぞれ説明していきます。
① : 左右の消失点を近づけすぎないようにする
まず1つ目が、左右の消失点を近づけすぎないようにするです。
これは描き方の部分でも触れましたが、左右の消失点をあまり近づけすぎると、
以下のように、歪んだようないびつな形になってしまいます。

これが仮に立方体だとしても、手前の角が尖りすぎていて立方体には見えませんよね。

確かに尖りすぎていて立方体には見えないね…
なので、左右の消失点をあまり近づけすぎないようにしましょう。
こういった歪みやいびつな形になる現象を、パースの歪みなどと言ったりします。
パースの歪みについては、
パース 透視図法の歪み・狂い・逆パースとは? 対処法もわかりやすく解説!
にて詳しく解説しているので参考にしてください。
もし尖りすぎてしまった場合は、どちらか一方の消失点を離すか、
あるいは両方の消失点を少し離してあげると良いです。
ただ、消失点が遠くなると消失点まで定規が届かないというケースも出てくると思います。
そういった場合は、消失点からパースラインを引っ張って描く方法があります。
具体的なやり方は、
パース 透視図法 消失点が紙や画面の外など遠いときの対処法を 2つ紹介!
にてわかりやすく解説しているので参考にしてください。
また、透視図法(パース)を使って、これから絵やイラストを描いていきたい方は、
15センチや30センチ定規では、消失点まで届かないというのは頻繁に起こるので、長めの定規を使うことをオススメします。
以下の定規は、実際に僕が使っている定規です。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
② : 極端に見上げる構図、極端に見下ろす構図は注意
2つ目は、極端に見上げる構図、極端に見下ろす構図は注意ということです。
極端に見上げる構図、極端に見下ろす構図とはどういう構図かというと、
アイレベルから二点透視の箱が極端に離れている構図のことです。
こういう構図になると、歪んだようないびつな形になってしまいます。
具体的には、以下のような感じです。
・極端に見上げる構図

・極端に見下ろす構図


確かに角が尖っているようななんか違和感のある箱だね…
なぜ、極端に見上げる構図や、極端に見下ろす構図、
つまり、アイレベルから二点透視の箱が離れすぎると歪んだようないびつな形になるのかというと、
それは、上向き下向きにパースがついてしまい、二点透視では対応できなくなってしまうからです。
簡単にいうと、三点透視の状態になるということです。
例えば、以下の箱が二点透視の状態ですが、

この箱を上に持ち上げて見上げると、以下のように上向きにパースがついて、三点透視の状態になります。

二点透視というのは、基本的にアイレベル付近、つまり、見上げたり見下ろしたりしていなく、ほぼ正面を見ている状態です。
なので、極端に見上げる構図や極端に見下ろす構図になると、
二点透視では対応できなくなって歪みやいびつさが生じてしまうのです。
こういった歪みやいびつな形になる現象を、先程 ① : 左右の消失点を近づけすぎないようにすると同様に、パースの歪みなどと言います。
パースの歪みについては、
パース 透視図法の歪み・狂い・逆パースとは? 対処法もわかりやすく解説!
にて詳しく解説しているので参考にしてください。
もし尖りすぎてしまった場合は、左右の消失点を少し離してあげるか、
あるいは縦方向(上下方向)に消失点を付け足して三点透視図法として描く手もあります。
三点透視図法の描き方は、
簡単! 三点透視図法の描き方 【手順をわかりやすく解説します】
にてわかりやすく解説しているので参考にしてください。
ただ、ここは少し難しい話なので、
とりあえずアイレベルから極端に離れたところにあまり描きすぎないようにする
と覚えておけばOKです。
③ : アイレベルが斜めの場合の描き方
ここまで描いてきた二点透視図法は、全てアイレベルが画面や紙に対して水平でしたね。
ただ、実はアイレベルが画面や紙に対して斜めの場合も描くことができます。
以下のような感じですね。


アイレベルが斜めになると、アイレベルが水平な状態に比べて動きや躍動感を感じるね!
アイレベルが斜めの場合でも、アイレベルが水平な場合と描き方は全く同じです。
縦(高さ)の線(辺)をアイレベルに対して垂直に描けばOKです。

アイレベルが斜めでも箱の縦辺をアイレベルに対して垂直に描けばいいんだね!
よくある間違いが、以下のように、縦(高さ)の辺をアイレベルに対してではなく、画面に対して垂直に描いてしまうことです。

こうなるとおかしいですよね。
なので、アイレベルが斜めの場合は、縦(高さ)の辺をアイレベルに対して垂直に描きましょう。
アイレベルが斜めの場合の描き方は、
パース 二点透視図法でアイレベル(EL)が斜め、傾いたときの描き方を解説
でも解説しています。
二点透視図法を描くときの便利テクニック2つ : 増殖と分割
二点透視図法で平面や箱が描けるようになると、建物や家具など様々なものを描けるようになります。
そんなときに便利なのが、増殖と分割という2つのテクニックです。
① 増殖
増殖というのは、ある一定の決まった範囲・スペースを、パースがついた(遠近感がついた)状態で増やすときに使うテクニックです。
例えば、以下のような1枚の壁があったときに、

この壁をパースがついた状態で奥にも1枚、2枚、3枚…と増やしていきたいときに使います。

パースがついていると、定規で長さを測って…というのはできないので、とても便利なテクニックです。
具体的な増殖のやり方と、二点透視図法での増殖のやり方は、以下の各記事でわかりやすく解説しています。
・増殖のやり方
パース 透視図法 同じ形をパースがついた状態で増やす増殖の方法をわかりやすく解説
・二点透視図法での増殖のやり方
【パース】 二点透視図法での増殖の方法を具体的に わかりやすく解説!
② 分割
分割というのは、ある範囲をパースがついた状態(遠近感がついた状態)で割っていくときに使うテクニックです。
例えば、以下の二点透視の建物を見てください。

この建物の壁は、板が貼り合わされているような壁ですが、この壁はこの分割を使って描いています。
1枚1枚の板の大きさや板同士の間隔は同じですが、
パースがつくと手前は大きく(広く)、奥に行くにつれて小さく(狭く)なっていきます。
そんなときに、この分割を使うとパースがついた状態でも均等に割っていくことができます。
パースがついていると定規で測って…というのはできないので、とても便利なテクニックです。
具体的な分割のやり方と、二点透視図法での3分割のやり方は、以下の各記事でわかりやすく解説しています。
・分割のやり方
【簡単】パース 分割法をまとめました 【2・3・5・6・7・9分割】
・二点透視図法での3分割のやり方
二点透視図法 【階段、ビル、三角屋根、凹み、トンネル、扉、タイル】の描き方
二点透視図法で平面や箱が描けるようになると、階段や建物などを描けるようになります。
それぞれ以下の各記事でわかりやすく解説しています。
・階段の描き方

・二点透視図法 凹みの描き方

・三角屋根の描き方

・トンネルの描き方

・ビルの描き方

・扉・ドアの描き方

・タイル

一点透視図法、三点透視図法の描き方
一点透視図法、三点透視図法の描き方は、以下の各記事でわかりやすく解説しています。
・一点透視図法の描き方
簡単! パース 一点透視図法の描き方 具体的な手順をわかりやすく解説!
・三点透視図法の描き方
簡単! 三点透視図法の描き方 【手順をわかりやすく解説します】
二点透視図法や透視図法(パース)の勉強にわかりやすくてオススメの本1冊
二点透視図法や透視図法(パース)について学ぶなら、パース 透視図法の勉強におすすめの本4冊 イラストを上手く描こう!でも紹介していますが、
『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』がわかりやすくてオススメです。
この『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』を読み実践すると、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
が簡単に身につきます。
本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』で解説している、パース(透視図法)の基礎知識・ノウハウは、
著者であり、漫画家・専門学校講師の椎名見早子先生が、
十数年間の専門学校講師生活の中で、共に講義を作ってきた講師の方々と作り上げてこられたものです。
そして、その多くが、実際に専門学校でパースを学ぶ学生たちからの質問をもとに作られたものです。
なぜ、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
が簡単に身につくのかというと、
それは、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
をマンガや、やさしい図、イラストを使って解説しているからです。
本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』で解説しているパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウは、
先程も紹介しましたが、著者の漫画家であり、専門学校講師の椎名見早子先生が、
十数年間の専門学校講師生活の中で、共に講義を作ってきた講師の方々と作り上げてこられたものです。
そして、その多くが実際に専門学校でパースを学ぶ学生たちの質問をもとに作られたものです。
なので、パースを初めて学ぶ方の目線に立って、そういった初心者の方がしっかりと理解できるように、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
をマンガや、やさしい図、イラストをたくさん使って丁寧にわかりやすく解説しています。
例えば、一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法の解説部分では、
パースを学ぶ方が一番難しいと感じるアイレベルや消失点との関係性を、図を使って丁寧にわかりやすく解説しています。
また、パースの分割や増殖といったテクニック・ノウハウの解説部分でも、わかりやすく見やすい図解で丁寧に解説しています。
さらに、パースを初めて学ぶ初心者の方がやりがちなミスや間違い、
そして、こういった場合はどうやったらいいのかといった部分も、ワンポイントアドバイスとして解説しています。
一般的にパース(透視図法)の解説書となると、難しい図や説明で解説されていることが多いです。
そのため、パースを初めて学ぶ方は、
「うわぁ…、パースってめちゃくちゃ難しくて全然わからない…」
という感じで挫折してしまいます。
しかし、本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』は、パースを初めて学ぶ方でもしっかりと理解できるように、
マンガや、やさしい図、イラストを使って解説しています。
さらに、パースを初めて学ぶ初心者の方が、やりがちな間違いや、
こういった場合はどうやったらいいのかといった部分も、
ワンポイントアドバイスとして解説しており、よりわかりやすいように工夫しています。
なので、「パースって難しくて全然わからない…」という感じにならずに学ぶことができます。
つまり、パースを初めて学ぶ方が理解できるように、
マンガや、やさしい図、イラストをたくさん使って丁寧にわかりやすく解説し、
さらにワンポイントアドバイスでよりわかりやすさを工夫した、
本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』を実践すれば、
あなたも、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
を簡単に身につけることができるのです。
以下の記事で詳しく紹介しています。
まとめ : 【簡単】二点透視図法の描き方 手順をわかりやすく解説【中学生OK】
今回は、二点透視図法の描き方を解説しました。
二点透視図法は、線がたくさん入り組んでいて慣れないうちは難しく感じてしまいますが、
平行な辺同士がどこなのか、そして、その平行な辺同士が同じ消失点に収束していく、
ということををしっかり意識すれば、混乱せずに描くことができるかなと思います。
二点透視図法で平面や箱が描けるようになると、身のまわりの家具や建物など様々なものを描けるようになります。
二点透視図法で描ける階段や建物などの描き方と、一点透視図法、三点透視図法の描き方を下記に紹介しておきます。
・階段の描き方
・二点透視図法 凹みの描き方
・三角屋根の描き方
・トンネルの描き方
・ビルの描き方
・扉・ドアの描き方
・タイル
・一点透視図法の描き方
・三点透視図法の描き方
今回は以上です。





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