・パース・透視図法の増殖と分割の違いがよくわからないな…。なんか似てて、どう使い分けたらいいのかイマイチよくわからない…。増殖と分割の違いや、どう使い分けたらいいのか知りたいな
・あと、パースの勉強にわかりやすくてオススメの本とかあったら知りたいな
こういった疑問に答えます。
✔︎ 本記事の内容
1.【パース 透視図法】増殖と分割の違い・使い分け方をわかりやすく解説
2.パース・透視図法の勉強にわかりやすくてオススメの本1冊
この記事を書いている僕は、パース・透視図法の勉強は3年ほどです。
普段、パースを使って絵を描いています。
こういった僕がわかりやすく解説していきます。
目次
【パース 透視図法】増殖と分割の違い・使い分け方をわかりやすく解説
増殖と分割の具体的な方法は、以下の各記事で解説しました。
◻︎増殖の方法
パース・透視図法 増殖の方法をわかりやすく解説【簡単 初心者向け】
◻︎分割の方法
【簡単】パース 分割法をまとめました【2・3・5・6・7・9分割】
さて、増殖と分割の違い・使い分け方は、簡単に言うと、以下のような感じです。
◻︎増殖 : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)を増やすときに使う
ex. 1枚のタイルがあり、そのタイルを増やしていく場合など
◻︎分割 : ここからここまでという決まった範囲・スペースに、これくらい描きたい、これくらい敷き詰めたいというときに使う
ex. 部屋があり、この部屋の床にタイルを敷き詰める場合など
そして、増殖と分割には、以下のように、それぞれメリット・デメリットがあります。
◻︎増殖のメリット・デメリット
・メリット : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)を増やすときに使える
・デメリット :
① ここからここまでという決まった範囲・スペースにものを描く、敷き詰めるのには向かない
② 形がズレやすい
◻︎分割のメリット・デメリット
・メリット :
① ここからここまでという決まった範囲・スペースに、これくらい描きたい、これくらい敷き詰めたいというのに向いている
② 形がズレにくい
・デメリット : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)は増やせない
増殖と分割の違いや使い分け方は、上記のような感じなのですが、
このように言われてもイメージしづらいと思うので、
具体例を使って、増殖と分割のどちらを使えば良いのかを見ていきましょう。
具体例① : ブロック塀を描くには、増殖と分割どっちが最適?
以下の壁をブロック塀にする場合、増殖と分割どちらを使って描くのが最適でしょうか?

この場合は、分割を使うのが最適です。
なぜなら、
① : ここからここまでという感じで壁の範囲・スペースが決まっているから
② : 分割を使った方が綺麗に描けるから
です。
特に、① : ここからここまでという感じで壁の範囲・スペースが決まっているからというのが重要です。
この壁にブロックを積み上げるとなったとき、まず、縦と横にどれくらいブロックを積み上げようかなと考えますよね。
特にどれくらい積み上げてもいいのなら、
以下のように、まず縦にどれくらいという感じでブロック1個分の大きさを決めますよね。

これを縦に8個くらい積み上げる感じでしょうか?
縦に8個積み上げるのであれば、以下のように、奥にも8個くらい積み上げる感じでしょうか?

分割ならスムーズにいきそうですよね。
分割の方法は、【簡単】パース 分割法をまとめました【2・3・5・6・7・9分割】にまとめているので、参考にしてください。
では、増殖を使うとなったらどうでしょうか?
縦に8個積み上げるので、まず、壁の縦の長さを測り、ブロック1個分の大きさを決める必要がありますよね。
このとき、7.2センチなど8で割り切れる長さであれば良いですが、割り切れない場合は、そもそも不可能ですね。
また、仮に7.2センチなど8で割り切れて、ブロック1個分の大きさを決められたとしても、
増殖では、うまくブロックを積み上げるのは難しいです。
それには、増殖のデメリットが起因しています。
増殖には、以下の2つのデメリットがありましたね。
◻︎増殖のデメリット
① ここからここまでという決まった範囲・スペースにものを描く、敷き詰めるのには向かない
② 形がズレやすい
まず、① ここからここまでという決まった範囲・スペースにものを描く、敷き詰めるのには向かないですが、
ブロック1個分の大きさが決まったとして、そのブロックに対角線を引き、増殖していくわけですが、
壁のスペースにぴったりとブロックを敷き詰めるのは難しそうですよね。
以下のように、隙間ができたり、オーバーすることがありそうですよね。


赤い部分は、隙間が空いてブロックを壁のスペースにぴったり描けてないね…
そして、② 形がズレやすいですが、増殖はブロックに対角線を引いて増やしていくので、
だんだんとズレが大きくなっていく傾向があります。
以上より、この場合は増殖を使うよりも、分割で縦に8分割、横にも8分割…みたいな感じでやっていった方が良さそうですね。
具体例② : 電柱が連なる風景を描くには、増殖と分割どっちが最適?
以下のように、電柱が2本あり、その先にも同じ幅で電柱を連なるように描きたい場合、
増殖と分割どちらを使って描くのが最適でしょうか?

この場合は、増殖を使うのが最適です。
というか、増殖しかできません。
なぜなら、電柱2本の間隔がこれという感じで決まってしまっているからですね。
分割は、形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)を増やすことはできません。
なので、以下のように、電柱2本の間に対角線を引き、増殖するしかありません。

増殖のやり方は、パース・透視図法 増殖の方法をわかりやすく解説【簡単 初心者向け】にてわかりやすく解説しているので参考にしてください。
ただ、以下のように、ここからここまでという感じで範囲を決めて電柱を複数描きたい場合は、分割を使って描くことができます。

写真は電柱が4本連なっているので、4分割で描くことができますよね。
分割のやり方は、【簡単】パース 分割法をまとめました【2・3・5・6・7・9分割】
にまとめているので参考にしてください。
また、パース(透視図法)の道・道路の描き方は、
【初心者向け】パース 透視図法 道路の描き方をわかりやすく解説
にてわかりやすく解説しています。
では、最後にもう1つ例を見てみましょう。
具体例③ : ビルの窓を描くには、増殖と分割どっちが最適?
以下のように、ビルがあり、このビルに窓を描きたい場合、増殖と分割どちらを使って描くのが最適でしょうか?

この場合は、分割を使うのが最適ですね。
なぜなら、
① : ここからここまでという感じで、窓を描く範囲・スペースが決まっているから
② : 分割を使った方が綺麗に描けるから
です。
例えば、8階建にしたいなら、8分割をして、そこに窓を描いていく、という感じですね。
分割のやり方は、【簡単】パース 分割法をまとめました【2・3・5・6・7・9分割】にまとめているので参考にしてください。
増殖でもやれないことはありませんが、
以下のように、窓1枚分の大きさを決めて、それを元に増殖しても、
ビルにぴったり隙間なく窓を描くのは、なかなか難しそうですね。


赤の部分は、隙間が空いたり、オーバーしてしまっているね…
パース・透視図法のビルの描き方は、以下の各記事でわかりやすく解説しています。
◻︎二点透視図法のビルの描き方
簡単! 二点透視図法 ビルの描き方【手順をわかりやすく解説します】
◻︎三点透視図法のビルの描き方
簡単! 三点透視図法 フカンとアオリのビルの描き方をわかりやすく解説
さて、ここまで増殖と分割の違いや使い分けを具体例を使って見てきました。
改めて、増殖と分割の違いや使い分け方をまとめておきます。
◻︎増殖 : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)を増やすときに使う
ex. 1枚のタイルがあり、そのタイルを増やしていく場合など
◻︎分割 : ここからここまでという決まった範囲・スペースに、これくらい描きたい、これくらい敷き詰めたいというときに使う
ex. 部屋があり、この部屋の床にタイルを敷き詰める場合など
そして、増殖と分割には、以下のように、それぞれメリット・デメリットがありましたね。
◻︎増殖のメリット・デメリット
・メリット : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)を増やすときに使える
・デメリット :
① ここからここまでという決まった範囲・スペースにものを描く、敷き詰めるのには向かない
② 形がズレやすい
◻︎分割のメリット・デメリット
・メリット :
① ここからここまでという決まった範囲・スペースに、これくらい描きたい、これくらい敷き詰めたいというのに向いている
② 形がズレにくい
・デメリット : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)は増やせない
パース・透視図法の勉強にわかりやすくてオススメの本1冊
パース・透視図法について学ぶなら、パース 透視図法の勉強におすすめの本4冊 イラストを上手く描こう!でも紹介していますが、
『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』がわかりやすくてオススメです。
この『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』を読み実践すると、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
が簡単に身につきます。
本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』で解説している、パース(透視図法)の基礎知識・ノウハウは、
著者であり、漫画家・専門学校講師の椎名見早子先生が、
十数年間の専門学校講師生活の中で、共に講義を作ってきた講師の方々と作り上げてこられたものです。
そして、その多くが、実際に専門学校でパースを学ぶ学生たちからの質問をもとに作られたものです。
なぜ、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
が簡単に身につくのかというと、
それは、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
をマンガや、やさしい図、イラストを使ってわかりやすく解説しているからです。
本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』で解説しているパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウは、
先程も紹介しましたが、著者の漫画家であり、専門学校講師の椎名見早子先生が、
十数年間の専門学校講師生活の中で、共に講義を作ってきた講師の方々と作り上げてこられたものです。
そして、その多くが実際に専門学校でパースを学ぶ学生たちの質問をもとに作られたものです。
なので、パースを初めて学ぶ方の目線に立って、そういった初心者の方がしっかりと理解できるように、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
をマンガや、やさしい図、イラストをたくさん使って丁寧にわかりやすく解説しています。
例えば、一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法の解説部分では、
パースを学ぶ方が一番難しいと感じるアイレベルや消失点との関係性を、図を使って丁寧にわかりやすく解説しています。
また、パースの分割や増殖といったテクニック・ノウハウの解説部分でも、わかりやすく見やすい図解で丁寧に解説しています。
さらに、パースを初めて学ぶ初心者の方がやりがちなミスや間違い、
そして、こういった場合はどうやったらいいのかといった部分も、ワンポイントアドバイスとして解説しています。
一般的にパース(透視図法)の解説書となると、難しい図や説明で解説されていることが多いです。
そのため、パースを初めて学ぶ方は、
「うわぁ…、パースってめちゃくちゃ難しくて全然わからない…」
という感じで挫折してしまいます。
しかし、本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』は、
パースを初めて学ぶ方でもしっかりと理解できるように、マンガや、やさしい図、イラストを使って解説しています。
さらに、パースを初めて学ぶ初心者の方が、やりがちな間違いや、
こういった場合はどうやったらいいのかといった部分も、
ワンポイントアドバイスとして解説しており、よりわかりやすいように工夫しています。
なので、「パースって難しくて全然わからない…」という感じにならずに学ぶことができます。
つまり、パースを初めて学ぶ方が理解できるように、
マンガや、やさしい図、イラストをたくさん使って丁寧にわかりやすく解説し、
さらにワンポイントアドバイスでよりわかりやすさを工夫した、
本書『パース塾 画力がメキメキUPする! いちばん簡単な遠近法講座』を実践すれば、
あなたも、
イラストやマンガ、アニメーションの背景、風景画を描くためのパース(透視図法)の基礎知識・ノウハウ
を簡単に身につけることができるのです。
以下の記事で詳しく紹介しています。
また、以下の各記事では、風景画や水彩画、人物の描き方の勉強にオススメの本を紹介しています。
◻︎風景画・水彩画の勉強にオススメの本
風景画・水彩画の勉強におすすめの本を種類別・目的別に7冊紹介
◻︎人物の描き方の勉強にオススメの本
まとめ :【パース 透視図法】増殖と分割の違い・使い分け方をわかりやすく解説
今回は、増殖と分割の違い、使い分け方について解説しました。
具体的には、以下のような感じでしたね。
◻︎増殖 : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)を増やすときに使う
ex. 1枚のタイルがあり、そのタイルを増やしていく場合など
◻︎分割 : ここからここまでという決まった範囲・スペースに、これくらい描きたい、これくらい敷き詰めたいというときに使う
ex. 部屋があり、この部屋の床にタイルを敷き詰める場合など
そして、増殖と分割には、以下のように、それぞれメリット・デメリットがありました。
◻︎増殖のメリット・デメリット
・メリット : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)を増やすときに使える
・デメリット :
① ここからここまでという決まった範囲・スペースにものを描く、敷き詰めるのには向かない
② 形がズレやすい
◻︎分割のメリット・デメリット
・メリット :
① ここからここまでという決まった範囲・スペースに、これくらい描きたい、これくらい敷き詰めたいというのに向いている
② 形がズレにくい
・デメリット : 形・範囲が決まったもの(形・範囲が既に決まってしまっていて、形・範囲を変えられないもの)は増やせない
増殖は増やす、分割は割るときに使うもので当たり前なのですが、
いざ使うとなると、意外とどちらを使えば良いのか分からなくなるかもしれません。
そんなときは、今回紹介した増殖と分割の違いや、使い分け方を意識してみてください。
今回は以上です。







コメント