・雲形定規を使ってみたいけど、どうやって使うのかな? 具体的な使い方をわかりやすく知りたいな
・オススメの雲形定規とかあるのかな?
・あと、円とか楕円を綺麗に描ける専用の定規とかあったらついでに知りたいな
こういった疑問に答えます。
✔︎ 本記事の内容
1.雲形定規の具体的な使い方をわかりやすく解説します
2.雲形定規はステッドラーの雲形定規がオススメ!
3.円や楕円を綺麗に描くなら円定規や楕円定規がオススメ
この記事を書いている僕は、雲形定規を2年以上使っています。
普段、雲形定規を使って絵を描いています。
こういった僕がわかりやすく解説していきます。
目次
雲形定規の具体的な使い方をわかりやすく解説します
雲形定規とは? そもそもどんな定規?
雲形定規とは、曲線やカーブを綺麗に描くための専用の製図道具です。

この雲形定規は、実際に僕が使っているものの1枚です。
1枚の雲形定規に様々な曲線があります。

緩い曲線もあれば、丸みを帯びた曲線など様々な曲線があるんだね!
この様々な曲線・カーブを使って、フリーハンドなどで描いた曲線をクリーンアップしていく定規になります。
雲形定規の具体的な使い方
雲形定規を使うには、少し工夫が必要です。
具体的な使い方は、以下のとおりです。
① 描きたい曲線に合う形を雲形定規の曲線の中から大まかに見つけて当ててみる
② 描きたい曲線に合っていれば、なぞる。合っていなければ合う形を探す。
以上①、②の手順を繰り返して、少しずつ全体を描いていくという感じです。
なので、いっぺんに一気に全体を描くことはほぼできないです。

自分の描きたい形に合った形を雲形定規の中から見つけて少しずつ描いていくんだね
では具体的にどう使っていくのかを、
フリーバンドで描いた、以下の楕円でやってみたいと思います。

今回は、以下の雲形定規を使ってやっていきます。

例えば、以下の赤の矢印で印した部分を描きたい場合、

この曲線に合いそうな形を雲形定規の中から、大まかに見つけて楕円に当ててみます。
以下のような感じですね。




大体、ここら辺が合いそうかな? みたいな感じでとりあえず当ててみよう!
しっかり形に合っていれば、ここで合っている部分をなぞります。
合っていなければ、
少し動かしたり、回転させたり、あるいは別の部分を当てながら、
合っているところを見つけていきます。
合っている部分をなぞってみました。

では、今度は以下の緑の矢印で印した部分を描いてみたいと思います。

合いそうな曲線を雲形定規の曲線の中から大まかに見つけて、合わせます。
以下のような感じですね。


ここの曲線なら描けるなという部分を探そう!
合った部分をなぞります。
この作業を何回か繰り返して、全体を完成させていきます。
全体を雲形定規を使って描くと、以下のような感じになりました。

こちらは、なぞる前です。

雲形定規を使って描きたい曲線を綺麗に描くためのコツ
実際に雲形定規を使ってやってみると、合っている部分を見つけるのに時間がかかってしまったり、
なぞってみると、なめらかではなくカクカクした感じになったりと、
最初の頃はうまく使いこなすのが少し難しいかもしれません。
そういったときの僕の中でのコツとしては、雲形定規だけを回転させて合わせていくのではなく、
紙も雲形定規と一緒にクルクル回転させながらやっていくと手早く合う形を見つけやすいです。

雲形定規だけじゃなく紙も回転させてみるのがポイント!
慣れないうちは、きちっと合う形を見つけるのに少し時間がかかりますが、
慣れてくれば、大体ここが合いそうだなみたいなのがインプットされてくるので、
パパッと瞬時に描けるようになります。

慣れるまでは少し面倒だけど、慣れたら簡単に描けるようになるよ!
雲形定規はステッドラーの雲形定規がオススメ!
雲形定規は、ステッドラーの『ステッドラー 定規 マルス 雲型定規 57140WP』がオススメです。
このステッドラーの『ステッドラー 定規 マルス 雲型定規 57140WP』は、実際に僕も使っている雲形定規です。

この『ステッドラー 定規 マルス 雲型定規 57140WP』を使うと、
円や楕円、あらゆる曲線・カーブを簡単に綺麗に上手く描くことができます。
例えば、以下のような感じですね。

なぜ、円や楕円、あらゆる曲線・カーブを簡単に綺麗に上手く描くことができるのかというと、
この『ステッドラー 定規 マルス 雲型定規 57140WP』には、
円や楕円、あらゆる曲線・カーブに対応できるように、
大・中・小の3つの雲形定規が入っているからです。
そして、それぞれの雲形定規には様々な曲線があります。
具体的には以下のとおりです。
◻︎大

ゆるやかな曲線・カーブが多く、
ゆる〜い曲線やほんの少しだけ曲がった曲線を描くのに適しています。
◻︎中

大と中の中間の曲線という感じです。
大の雲形定規に比べると、やや丸みを帯びた曲線が多く、
小の雲形定規に比べると、ややゆるい曲線が多いです。
汎用性が高いので、僕はこの中のサイズの雲形定規をよく使います。
◻︎小

丸みを帯びた曲線が多く、曲がりの度合いが大きい曲線を描くのに便利です。
このように、たくさんの曲線があるので、あらゆる曲線・カーブに対応することができます。
そして、雲形定規の使い方はとてもシンプルで簡単です。
先程、使い方の部分で紹介したとおり、
描きたい曲線に合う曲線を、雲形定規の曲線の中から見つけてなぞるだけです。
このように簡単に使えるので、誰でも簡単に曲線・カーブを綺麗に上手く描くことができます。
よって、この『ステッドラー 定規 マルス 雲型定規 57140WP』を使えば、
あなたも、円や楕円、あらゆる曲線・カーブを簡単に綺麗に上手く描くことができるのです。
『ステッドラー 定規 マルス 雲型定規 57140WP』については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
円や楕円を綺麗に描くなら円定規や楕円定規がオススメ
円や楕円も雲形定規を使って描くことはできますが、円や楕円を描くための専用の定規もあるので紹介します。
円を描くなら円定規がオススメ
円を描くなら円定規がオススメです。
コンパスはもちろん、雲形定規でも描けますが、円定規があると手早く描けるので、円をたくさん描く方にオススメです。
楕円を描くなら楕円定規がオススメ
楕円を描くなら楕円定規がオススメです。
楕円定規は、主にパース(遠近法)においてパースがついた円、つまり、楕円を描くために使う定規になります。
楕円はコンパスでは描くのは難しいので、雲形定規を使って描いたりしますが、
雲形定規を使うよりも、この楕円定規を使った方が綺麗に描くことができます。
角度やサイズが色々あります。
また、パースを使って本格的に絵やイラストを描いていく方は、
楕円定規がセットになった楕円定規セットがオススメです。
このドラパス楕円定規セットは、実際に僕が使っている楕円定規セットです。
以下の記事で詳しく紹介しています。
【簡単!】 雲形定規の具体的な使い方をわかりやすく解説します
今回は、雲形定規の使い方を紹介しました。
雲形定規は、曲線・カーブを綺麗に描くのにとても便利な定規ですが、
実際どうやって使ったらいいのかわかりにくいものでもあります。
しかし、使い方はすごくシンプルで、描きたい曲線に合う形を雲形定規の曲線の中から見つけてなぞるだけです。
慣れるまでは描きたい形に合う部分を見つけるに少し苦労しますが、慣れてしまえは簡単に曲線を綺麗に描くことができます。
絵やイラストを描く上で曲線・カーブを描く機会は多いですし、
そんなときに雲形定規が使えると、とても便利なので、ぜひ使いこなせるように練習してみてください。
おわり
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